姜尚中さんは、政治学者・東京大学名誉教授としての肩書の他、著書『悩む力』が100万部を超えるミリオンセラー作家でもあります。
また、『サンデーモーニング』や『朝まで生テレビ!』など多くの番組でコメンテーターとしてもご活躍されています。
今回は、姜尚中さんの嫁や亡くなった息子さんについてなど、様々なことに迫ってみようと思います。
姜尚中の嫁は日本人?
姜尚中さんは、日本名を「永野鉄男」といいます。
1950年に、熊本市で在日韓国人二世として生まれました。
早稲田大学在学中に韓国文化研究会に参加し、1972年の訪韓以来、韓国名の「姜尚中」と名乗るようになったそうです。
嫁と出会われたのは、ちょうどその頃だったようです。
妻になられた方とは姜尚中さんが早稲田の学生時代によく行った喫茶店でアルバイトをしている時に知り合ったとか。
最初は一方的に姜尚中さんが一目ぼれだったようです。
嫁は、日本人でしたが「ソウル大学」に留学していた経験を持っていたことから、姜尚中さんは親近感を覚えたのかもしれません。
まだ、在日韓国人への偏見や差別が激しい時代でしたし、偏見を持たない嫁は姜尚中さんにとって特別な女性だったのではないでしょうか?
嫁の顔写真や詳しい経歴は明らかにされていませんが、姜尚中さんが一目惚れする容姿と、ソウル大学に留学していたことから才女であることが分かります。
姜尚中さんは、一目惚れしたものの嫁になかなか告白出来なかったそうです。
現在のクールな印象からは想像できないですが、学生時代は純朴な青年だったようですね。
自分から告白できず、先輩に紹介したりという不可解なこともしたりして、その後はかなりプッシュして結婚に至った。
紆余曲折あり嫁と交際することになったそうですが、姜尚中さんは交際するまでとは一転、結婚へ突き進んだそうです。
それほど嫁に惚れ込んだんでしょうね。
その後2人は結婚されますが国籍の違う2人であったが、妻側の両親は反対もなくむしろ姜さん側の母親が反対されたようですが、姜尚中さんの熱心さに許しを得たようです。
嫁の父親は公務員をしており在日韓国人に対する偏見が全くない方だったそうで、結婚を反対することはなかったのですが、姜尚中さんの母親に結婚を反対されたそうです。
姜尚中さんの母親に反日感情があったかは不明ですが、文化が違うことに不安を覚えたのかもしれません。
その後、無事結婚した姜尚中さんと嫁は、二人の子供(長男と長女)を授かっています。
宗教との関係は?
姜尚中さんは「キリスト教」、嫁はある出来事による心労の為、新興宗教に入信したと言われています。
この事から二人に溝が生まれたのではないかと言われています。
離婚や再婚の噂が!
姜尚中さんが離婚したのでは?と気になった人が検索しているようで。姜尚中さんの関連ワードに「離婚」が表示されます。
姜尚中さんは嫁と離婚したのでしょうか?
それぞれが違う宗教を信じることになり、少し溝ができてしまったようですが、離婚にまでは至っていないようです。
嫁とは宗教問題で溝が出来てしまったそうですが、離婚はしておらず、もちろん再婚もしていません。
そもそも嫁はなぜ、新興宗教にはまってしまったのでしょうか?
それについては息子さんが関係しているようです。
姜尚中と嫁の息子は統合失調症?
姜尚中さんの二人の子供に恵まれたのですが、長男の尚大さんは26歳の若さで亡くなっています。
写真の男性が尚大さんなんですがイケメンですよね。
俳優だと紹介されても納得してしまいそうです。
そんな尚大さんですが、子供の頃から持病を抱えていたことを姜尚中さんは著書や『徹子の部屋』に出演された際に語っています。
息子さんは生まれた時、逆子で生まれ、生まれたときから多分、神経のインパルスが欠落していたというのがあったそうです。
逆子で生まれてきて、羊水が肺に入ってしまい、保育器にかなり長くいましたからそうなったのだと言います。
人によっては神経系の接続が非常に悪くなったりする病気があり、それが大きな原因だったと姜尚中さんは言っています。
そのため息子さんは中学の時に強度の統合失調症と診断され、姜尚中さんは多くの病院に息子さんを連れて回りました。
膨大な量の薬を飲みましたが治らず、高校に行ってからは神経症にもなってしまい、次第に引きこもってしまいます。
尚大さんは生まれた時から「神経のインパルスが欠落していた」ため、長くは生きられないことを医者から告げられていたそうです。
そして、尚大さんが小学生の頃に姜尚中さんはコメンテイターとしてテレビ番組に出演するようになり、姜尚中さんの考え方に賛同する人もいれば逆に拒否反応を示す人も少なからずいたようで、自宅に「脅迫状」届いたり嫌がらせを受けることもあったそうです。
尚大さんには持病もあったのですが、この事が影響したようで体調不良に見舞われたり精神面のコントロールが利かなくなっていたそうで、中学生になると暴れるようになったそうです。
この時、医者から強度の統合失調症と診断されたそうです。
尚大さんは高校に進学するも統合失調症から学校生活に支障が出るようになり、薬を多用せざるを得ない状況になったそうです。
尚大さんは2009年6月にこの世を去っています。
死因はなんだったのでしょうか?
死因について
尚大さんの死因についてしばらくは明らかにされていませんでした。
強度の統合失調症ということから自ら命を絶ったのではないかと噂になっていたようですが、姜尚中さんは後に死因を明かしています。
最終的な死因は「呼吸困難だったんじゃない?」と話す。
・・・呼吸困難とはちょっと大雑把すぎる説明ですね。
統合失調症とは脳内にある神経伝達物質ドーパミンの伝達系の異常が原因で症状が現れる脳の病気です。
神経症は心因反応が基で起こるものでストレスが転換されて起こるものです。
統合失調症は内因性の病気であり神経症は心因性の病気で全く原因が異なる病気です。
姜尚中さんは自ら命を絶ったと言わないのは病気が原因でそうなったのだから病気で「呼吸困難になった」と言っています。
親の気持ちはよくわかります。
姜尚中さんは4年間息子の死を公表することができませんでした。
やはり、統合失調症が悪化し尚大さんは自ら命を絶ったようです。
姜尚中さんはなぜ、尚大さんの死を公表しなかったのでしょうか?
長男の死を公表しなかったのは?と問われて、「隠していたわけではない。
自分の不幸をわざわざ人には伝えないでしょ?
僕が言いたいのは、魂は生きているということ。
肉体的にはなくなっても魂は生きているし、妻にとっても同じです。
そして息子の死があったから、僕は『悩む力』が書けた。
これは息子との合作です」と語っている。
姜尚中さんは『徹子の部屋』で、「尚大さんの死が受け止められず、葛藤を抱えていた」と過去形で語っていましたが、黒柳徹子さんが泣いていた場面がなぜか編集されていたようで、尚大さんの死因について触れたところを姜尚中さんの要望でカットしたのではないかと言われています。
姜尚中さんは未だに尚大さんの死について葛藤を抱いているようです。
そして、嫁は尚大さんが亡くなり新興宗教に傾倒したそうで、この事から二人に溝が生まれたと言われています。
世間からは完璧な人生を歩み成功者だと思われている姜尚中さんですが、複雑な家庭事情を抱え、今も長男の死について葛藤を抱いていることから、幸せなのかと言われればそうでもないのかもしれませんね。