今回は元陸上自衛官で、現在は自由民主党所属の外務副大臣を務めていらっしゃる佐藤正久さんについてまとめていきたいと思います。
佐藤正久について
整えられたお髭がチャームポイントの佐藤正久さん。
その容姿から「ヒゲの隊長」という愛称で呼ばれています。
あまりにも髭が目立つため、選挙ポスターでは
このようなことも書かれていました。
さすがにヒゲの隊長では選挙は通らないみたいです。
また、「ヒゲの“隊長”」というだけあって、防衛大学卒業後は自衛官になり、ゴラン高原派遣及びイラク人道復興支援ではともに初代派遣部隊の隊長を務めていました。
2007年からは政治家となり、2017年には外務副大臣に就任されています。
駆けつけ警護問題
佐藤正久さんは2007年に「駆けつけ警護は違憲ではないか」として批判を浴びていました。
これは、イラク派遣をしていた時のことで、佐藤さんの発言が問題になりました。
もしオランダ軍が攻撃を受ければ、「情報収集の名目で現場に駆け付け、あえて巻き込まれる」という状況を作り出すことで、憲法に違反しない形で警護するつもりだった、として続けて次のとおり発言した。
「巻き込まれない限りは正当防衛・緊急避難の状況は作れませんから。
目の前で苦しんでいる仲間がいる。
普通に考えて手をさしのべるべきだという時は(警護に)言ったと思うんですけどね。
その代わり、日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」
イラク派遣の特別措置では、自己防衛のためであれば武器を使用することができ、また他の国のキャンプを自衛隊が警備する場合において、キャンプが同一区域内であれば警備は可能という風になっているそうです。
しかし、離れた場所にいる場合は駆けつけ警護は「武力の行使」にあたるとされています。
「他国といえ仲間を見殺しに出来るのか」と言われれば難しいところですが、法律は法律、また自分から巻き込まれに行くというところで非難が集中したようですね。
各々の主張があるため仕方ありませんが、佐藤さんの主張としては「仲間を助けない自衛隊は信頼されない」というものでした。
嫁と息子について
佐藤正久さんには、奥様と息子さん・娘さんがいらっしゃるみたいです。
2004年から3度に渡ってイラクへ海外派遣に行った佐藤正久さん。
3度目はさすがに、空港で奥様と娘さんは「なぜまた、あなたなの」と涙していたそうですが、息子さんは何も言わず、泣きもしなかったそうです。
この息子さんの姿勢を佐藤さんは誇らしげに語っていたそうです。
先遣隊長としてイラクに出発の際に、部下のお母さんから「最後に息子の家族と一緒に写真を撮ってください」と言われ、はいと言ってポーズをとっていたところ、お母さんがなかなかシャッターを押しません。
しばらく待ってもなかなか押されないのでよく見ると、そのお母さんはもう涙を流してシャッターを押すどころではなかったそうです。
お母さんの「最後に」と言う意味が、これが息子との今生の別れかもしれないと覚悟した言葉に気付き、佐藤隊長も泣きながら、そして周りの隊員も涙を流しました。
このときに、この家族のためにも絶対無事に帰ってくるんだという隊員の想いが一つになったと言われています。
「絶対無事に帰ってくるんだ」という熱い信念の下活動され、無事死者を出さずに帰国されたそうです。
息子さんも、父の情熱を信じて涙を出さずにひそかに無事を願っていたのでしょう。
高校はどこ?
お子さんたちの高校については、情報が無いため分かりませんでした。
佐藤正久さんは、福島県立福島高等学校を卒業されています。
ちなみに、防衛大を選んだ理由は「学費がかからないから」だそうで、元々は何になりたいというわけでもなかったそうです。
かっこいいと話題
イラク派遣のニュースが出た時は、佐藤正久さんがかっこいい!と話題になりました。
帰国報告の際には制服とベレー帽、敬礼の角度も決まっていてよりかっこよさが引き立っていましたね。
確かに男らしさを感じる見た目ですが、優しそうな雰囲気もあります。
野口英世に似ているという方もいらっしゃるようです。
また2016年には、ものもらいを隠すために黒色の眼帯をした写真が公式Twitterにアップされまたもや「カッコイイ!」と話題になりました。
こういうお仕事ですので、容姿は関係ありませんがやはりみなさん気になるようですね。
もちろん容姿だけではなく、考え方や生き方がかっこいいとされる方もおられました。
自衛隊海外派遣という日本の憲法的にはグレーにも思われる仕事をこなしてきた佐藤正久さん。
憲法改正に賛成している・日本の核武装について国際情勢によっては検討すべきだと主張している等、批判も多そうな方ですが、やはり国を守るためには多少の武力があった方がいいのもまた事実(もちろん戦争の為にではなく)。
難しい問題ですので全員が納得できるようにするのは不可能に近いと思いますが、どのように折り合いをつけてくださるか期待ですね。